第1部 考え方編 信頼結婚の教科書|1-1

婚活は自分を高めるトレーニング

この教科書の最初の章では、すべての土台になる考え方をお伝えします。婚活は「相手を探す活動」である前に、自分を高めるトレーニングの場だという考え方です。

「なんで私だけ、自然に結婚できないんだろう」

🤔「まわりはみんな自然に結婚していったのに、なんで私だけ…」

😔「婚活を頑張っている自分が、なんだか情けなく思えてしまう」

婚活のご相談で、こういう気持ちを打ち明けてくださる方はとても多いんです。誰にも言えないまま、一人で抱えている方も多いと思います。

最初に、ちょっと厳しいけれど、希望のある話をさせてください。

自然に結婚できなかったのは、特別な才能がなかったからです

子どものころからプロ野球選手になる人は、小学生ですでに才能を発揮しています。お医者さんになる人も、大学生のころには道が決まっています。

自然に結婚できる人も、似たようなものです。25歳くらいまでに自然と結ばれて、自然と結婚していきます。30歳を過ぎてもそうならなかったのなら…結婚の特別な才能は、なかったんです。

厳しい言葉に聞こえますよね。でも、がっかりしないでください。ここからが、この章でいちばんお伝えしたいことです。

特別な才能がなかったところからが、普通のスタートラインです。

スポーツでも、勉強でも、仕事でも、才能がなかった人は、学んで、行動して、変えていきますよね。それが、才能がない人の普通の道です。結婚も、まったく同じなんです。

そもそも、恋愛や結婚を学ぶ場所がありません

ここで、ちょっと考えてみてほしいんです。お金を稼ぐためには、みんな学びますよね。副業も、投資も、節約も、本を読んで、講座に行って、行動します。

それなのに、なぜ恋愛や結婚は学ばないままなんでしょうか。

学校では、恋愛も結婚も、ほぼ教えてくれません。昔は、おばあちゃんやお母さん、婦人会やPTAといった場で、口伝えに教わる文化がありました。でも今は、その文化もほとんど残っていません。学ぶ場所がないまま、みんな大人になるんです。

だから、自然にできなかった人ができないままなのは、当たり前のことなんですよね。あなたのせいではありません。

私自身、1度目の結婚生活で13年苦労して、心の底から思いました。「最初に誰かが教えてくれていたら」と。学べば変われることを、誰も教えてくれなかっただけだったんです。

婚活は、学んだことをすぐ試せる練習場です

では、どこで学べばいいのでしょうか。私は、婚活そのものが最高の学びの場だと考えています。

婚活では、初めて会う方と話して、関係を育てていく経験を何度も重ねることになります。相手の話を聞く。自分の気持ちを言葉にする。違いに出会って、どう向き合うかを考える。これは全部、この教科書でこれからお伝えしていく「信頼を築く力」の実践練習そのものなんです。

しかも、学んだことを次のお見合いやデートですぐ試せます。うまくいかなかったお見合いさえ「次はこうしてみよう」という材料になります。本を読むだけでは身につかない力が、体験と経験を通じて、マインドから変わっていくんです。

トレーニングだと考えると、婚活の景色が変わります

婚活を「合格か不合格かを判定される試験」だと考えると、お断りされるたびに自分の価値まで否定された気がして、苦しくなっていきます。

でも「自分を高めるトレーニング」だと考えると、景色が変わります。お断りは不合格の通知ではなく、経験値のひとつになります。会うたびに、聞く力や伝える力が少しずつ育っていきます。やる気が出ない日があっても、トレーニングを休む日があるのは普通のことです。

そして、ここで身につけた力は、結婚してからの毎日にそのまま生きていきます。結婚生活こそ、聞く・伝える・違いを乗り越えるの連続だからです。婚活は、幸せな結婚生活の予行練習でもあるんです。

この章のまとめ

  • 自然に結婚できなかったのは、特別な才能がなかっただけです。そしてそこからが、普通のスタートラインです
  • 学校でも家庭でも、恋愛や結婚を学ぶ機会はほとんどありません。できないのはあなたのせいではありません
  • 才能がなければ、学んで、行動して、変えていく。結婚もお金の勉強と同じです
  • 婚活は、聞く力や伝える力をすぐに試せる、最高の練習場です
  • ここで身につけた力は、結婚してからの毎日にそのまま生きていきます

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