見極めない・選ばない
婚活は「選ぶ活動」だと思っていませんか
😔「プロフィールを何十人分も見比べて、疲れてしまいました」
🤔「この人でいいのか、決め手がわからなくて…」
婚活を始めると、否応なしに「選ぶ」場面の連続になります。検索条件で絞り込んで、プロフィールを見比べて、会ったら会ったで「アリかナシか」を考える。真剣だからこそ、一生懸命選ぼうとします。
でも、その「選ぼう」という姿勢こそが、婚活を苦しくしている正体だと私は考えています。
「選ぼう」とするから、選ばれない
以前、ある婚活経験者の方から、こんな話を聞いたことがあります。デートの帰りに駅まで送ってもらい、改札を抜けたあとに振り返って、彼がまだ見送ってくれているかをチェックする。ちゃんと見守ってくれる優しい男性かどうかを確かめられる、というテクニックだそうです。
聞いた瞬間、私はちょっとぞわっとしてしまいました。これは相手を試して、合格か不合格かを判定している目線そのものなんですよね。そしてこの話をしてくれたのは、10年婚活してようやく結婚に至った方でした。
人っていうのは、不思議なくらい相手の姿勢を感じ取ります。「この人、こちらをチェックしているな」という空気は、笑顔の裏でもしっかり伝わってしまうんです。チェックや査定の目線で見られて嬉しい人は、誰一人いません。信頼で結ばれる関係は、その姿勢の上には育たないんです。
だから「選ぼう」とすればするほど、選ばれなくなります。婚活の、皮肉な仕組みです。
「いいなと思うから仲良くなる」のではありません
もうひとつ、大事な順番の話をさせてください。
多くの方は「いいなと思える人を見つけてから、仲良くなる」と考えています。でも私の実感は逆です。仲良くなるから、いいなと思えるんです。
プロフィールや条件をいくら見比べても、その人と一緒にいるときの自分の気持ちまではわかりません。会って、話して、少しずつお互いを知っていくうちに「この人と話していると楽しいな」「なんだか安心するな」という感覚が育っていきます。「いいな」は探して見つけるものではなく、関係の中で育つものなんです。
だから、会う前や会った直後に「アリかナシか」を一発で判定しようとすると、育つ前の芽を摘むことになります。判定はいったん置いておいて、まず仲良くなってみる。「いいな」はそのあとに、自然とついてきます。
「選ばない」は、あり方から始まります
では「選ばない」で、どうやって結婚相手と出会うのでしょうか。私がお伝えしたいのは、順番を変えることです。最初に決めるのは、相手の条件ではありません。自分がどうありたいかです。
私の場合はこうでした。「信頼を積みたい自分になりたい」「誰かの幸せを自分の幸せだと思える自分になりたい」。そういうありたい姿をまず決めて、そのうえで「そんなあり方を目指す私と、同じ方向を向いて一緒に歩んでくれる人がいいな」と考えたんです。
相手を選び抜くのではなく、自分のあり方を先に決めて、同じ方向を向ける人と信頼を積んでいく。この順番なら、婚活は「選ぶ・選ばれる」の勝負ではなく、一緒に歩ける関係を育てる時間に変わります。
選ばない人が、結果として選ばれます
さっきの改札の場面を、信頼の目線で受け取り直してみます。
振り返ったら、彼がまだそこにいて、手を振ってくれていた。「ずっと見てくれていたんだ。嬉しいなぁ」。ただ、それだけで十分なんです。テストの答え合わせではなく、相手の優しさをそのまま受け取る。その積み重ねが「この人といると、あたたかいな」というお互いの実感になって、関係を育てていきます。
考えてみてください。長く一緒にいる相手なら、ジャッジの目で見てこない、安心できる人がいいですよね。それは相手にとっても同じです。選別の目線を手放した人のそばは、居心地がいい。だから結果として、選ばれるんです。
この章のまとめ
- 「選ぼう」とする姿勢は、笑顔の裏でも相手に必ず伝わります。チェックされて嬉しい人はいません
- いいなと思うから仲良くなるのではなく、仲良くなるから、いいなと思えるんです
- 最初に決めるのは相手の条件ではなく、自分がどうありたいかです
- あり方を決めたら、同じ方向を向いて一緒に歩んでくれる人と信頼を積んでいきます
- 選別の目線を手放した人のそばは居心地がいいので、結果として選ばれます
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